ケージボールとは?ルールなどの解説

みなさんはケージボールを知っていますか?
今回はまだ日本ではあまり知られていないケージボールについて紹介したいと思います。

1.ケージボールの発祥地ってどこ?
2.日本でできる場所ってあるの?
3.ケージボールの特徴は?
4.サッカーやフットサルと何がちがうの?
5.ケージボールのルールって?

このような疑問について詳しく解説します!

目次

ケージボールとは

ここでは、ケージボールがどこで生まれたのか、ケージボールの歴史などについて説明します。

ケージボールはヨーロッパで人気があります。
その理由はヨーロッパの環境の影響にあります。

ケージボールの発祥地

ケージボールはドイツが発祥でヨーロッパを中心に人気を集めています。
日本に上陸したのは、場所を選ばずに手軽に楽しめることから、東日本大震災で遊び場を失った子どもたちへの支援がきっかけです。
ドイツの冬は、地域によって異なる気候条件が見られますが、一般的に寒冷であり氷点下の日が多く、雪や氷が一般的です。
ドイツのサッカーコーチ「ヨルク べルガー」によって冬の悪環境でも楽しめるようにと生み出されました。

ヨーロッパを中心に人気を集めていますが、日本でも今後注目されること間違いなしのスポーツです。

日本でケージボールができる場所

【いなのすけフィールド】

住所:茨城県稲敷市柴崎9188
 2023年11月から使用可能です。レンタルができて、ドックランとしても利用できます。

【札幌ドーム】

住所:北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地
 レンタルができるのかは不明です。


日本で常設されているところはまだ少ないですが、イベントなど定期的に開催されています。

日本でのケージボールの歴史

ケージボールは一般的なサッカーやフットサルとは異なり「Cage=カゴ」の中でプレイできるコートが生まれました。
スピード感やテクニカルなプレーだったり、自由にやりたいプレーができるというような最大の特徴があり近年では安全な遊び場として広がっています。
日本では東北復興支援の一環として「ゲルト エンゲルス氏」のアドバイスから組立式簡易コートが伝わりました。

プロジェクトの発起人「ゲルト・エンゲルス氏」による「非営利活動法人ツークンフトロカール」がアドバイスを受けて設計・完成した組立式簡易コート「ケージボール」を発表しました。

2016年6月〜8月の期間に集められた寄付がひとつの形となり、簡易コートを地元の企業で制作しました。
簡易コートを車で運ぶなどして、ゴールは塩化ビニールのパイプとネットを使用するところからはじまりました。

ケージボールの特徴

ここでは、ケージボールの特徴について説明していきます。
ケージボールのサッカーやフットサルとの大きな違いは3つあります。

これらを具体的に伝えていきます。

サッカー・フットサルとの違い

人数の違い

サッカーは11人制、フットサルは5人制です。ケージボールは3人制で行うことが多いです。
ケージボールをする際に必ずしも3人制で行わなければいけないというわけではありません。
これは、その根本にある誰もがボールを自由に蹴って遊ぶ場所ということだからです。

試合時間の違い

日本では「CB.LEAGUE」というケージボールのリーグ戦があります。(リーグについて詳しくは次回のブログにて)
このリーグ戦では、競技時間が3分x3クオーター制です。サッカーであれば競技時間は45分ハーフで、フットサルは20分ハーフです。クオーター制ということで、競技時間に関するルールではどちらかといえばバスケなどに近いです。

キックオフの違い

サッカーやフットサルのキックオフはセンターサークルからですが、ケージボールではお互いの背中でボールを挟む形で行われるという違いもあります。
ボールを挟むという形から始めることで、狭いコートでも平等にマイボール(自分のチームの選手がボールを所持すること)にできる可能性が高い。
サッカーなどはコイントスで決めることがほとんどですが、コイントスをする必要もありません。

安全で楽しい

「ケージボール」はケージの中でボールを蹴ったりします。

例えば、ボールが外に出てしまうということがないので、公園からボールが出てしまい、それを追いかけてけがや事故にあうというような心配もありません。
また、コートが仕切られているため、通行人や施設にボールが当たるということなどもないので、楽しく遊ぶことができます。

簡易コートでイベント開催

過去のイベント

・なでフェス2023
2023年9月2日(土)にAnker フロンタウン生田にて開催されました。
2歳〜12歳までの女の子たちがメインのイベントで、約2,200名もの方が会場に足を運びました。

なでフェスのゲストで来ていた、永里亜紗乃(元日テレベレーザ、元なでしこJAPAN)、しょうごBOSS(現YouTuber、元横浜マリノス)、梅ちゃん(現YouTuber、元ソサイチ日本代表)も子供たちと一緒にケージボールを体験されたそうです。

・VONDS市原開幕戦
2023年4月9日(日)に関東リーグ第2節、VONDS市原のホームスタジアム、ゼットエーオリプルスタジアムにて行われた開幕戦イベントに出展。

会場に遊びに来た子ども達は、VONDS市原FCレディースの選手と一緒に体験しました。


その他にもイベントは開催されているので、また紹介していきます。

ケージボールのルール

ここでは、ケージボールのルールについてです。
日本で行われている「CB.LEAGUE」のルールをもとに説明していきます。

人数

サッカー・フットサルとの違いでもあったように、ケージボールは3人制で行うことが多いです。
3人制ということもあり、選手登録は4~5名とサッカーと違い人数は比較的集まりやすいです。
登録されている選手の交代は自由に行うことができます。

試合時間

競技時間が3分x3クオーター制で試合を行います。
勝敗は得点の多いチームが競技終了時点で勝利となります。
同点の場合はゴールデンゴールが適用されます。

その他のルール

コートのサイズは横7〜8m x 縦9〜10mです。
サッカーであれば、主審・副審・四審の計4名の審判が必要ですが、ケージボールの審判は1〜2名で行います。
コートからボールが出ることがないので、サッカーでいうスローインやフットサルでいうキックインなどはありません。
細かいルールは「日本ケージボール協会」ホームページをご覧ください。

日本ケージボール協会はこちらをクリック https://jpcb.or.jp/


ケージボールはみんなが楽しく自由にボールを蹴る場所を提供するためのものでもあります。
そのため、コートのサイズや試合を行うときなどの人数はその時の状態などで変更することもあります。
特にイベントでは、細かいルールを設定せずに体験していただくことが多くあります。

まとめ

この記事ではケージボールとは何か、ケージボールの特徴は何か、ケージボールのルールについて説明しました。


ケージボールについてのポイントです
🔵ケージボールはドイツ発祥でヨーロッパで人気
🔵サッカーやフットサルとの違いは大きく分けて3つ
人数・試合時間・キックオフ

🔵公式での試合人数は3人、試合時間は3分x3クオーター制

これらがケージボールについてのポイントです。
見逃した部分があった場合は、上記のリンクから再度確認してみてください。

以下のホームページから随時開催されるイベントについて詳しく載っているので、是非参考にしてみてください。

ケージボール協会ホームページ
https://jpcb.or.jp/
野田市地域総合型スポーツクラブホームページ
https://nrsv.jp/

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